三宿にある世田谷ものづくり学校にて、トークイベント第2回「東京の未来をデザインする~誰が子どもたちの未来を明るくできるのか?」が開催されました。

2017年5月10日 20時00分 | カテゴリー: 活動報告

 

5月7日、三宿にある世田谷ものづくり学校にて、トークイベント第2回「東京の未来をデザインする~誰が子どもたちの未来を明るくできるのか?」が開催されました。今回のゲストは教育ジャーナリストの中曽根陽子さん。今回は教育をテーマに、民主主義の先進国とも言われるデンマークとオランダの事例を紹介いただきました。

デンマークの教育は、発達段階に合わせて多様な進路がある「ソフトランディング」が特徴。例えば、子どもは一律に年齢ではなく発達段階にあわせて相談しながら小学校に行くかを決めるそうです。また、教育費が無料であるほか、成人学校で生涯にわたって学び続けられるなど、主体的に考えられる個人を育てるしくみになっています。

一方、オランダの教育は、対話によって主体性を確立する「教育の自由」が特徴。対立がある前提で議論を通じて合意を探る中で、自らの主体性の確立と他者との共生のしかたを学びます。移民を多く受け入れていることから、それぞれの背景にある価値観は認め合いながら共生社会をめざすシティズンシップ教育が徹底されています。 後半はグループトーク。日々子どもに接する現場に携わっている参加者のみなさんが、日本の教育の課題について話し合い、「子どもが忙しすぎて同じ関係性しか持てていない」「大人が学べる場所やつながる場所がほしい」「信頼できる大人に出会える場所がほしい」などの意見が出されました。

日本の子どもは諸外国に比べ自己肯定感が低いことが指摘されていますが、自分事として考えられるしくみこそが社会を動かしていく原動力。子どもたちの明るい未来のために、誰かが変えてくれるのを待つのではなく、言うべきことを言いアクションを起こしていく必要性を感じたトークイベントでした。