「あなたにとって食の安心・安全って何?」 食行政や食環境を考えるリアル・ワークショップを開催!

2017年4月1日 14時16分 | カテゴリー: 活動報告

「Your Voice 2020」――あなたの「声」が政策に変わる~そして東京が変わる

東京・生活者ネットワークは、この2月から、新企画「みんなでつくろう!やさしいレガシー Your Voice 2020」をスタートしました。インターネット上で、都民のみなさんのご意見・ご提案を募集、リアルの場では、地方議員も参加してのワークショップや勉強会を開催するなど、参加のチャンネルを多様に準備しながら、おおぜいのみなさんの「声」をもとに政策づくりを進めています。

 

「あなたにとって食の安心・安全って何?」――リアル・ワークショップを世田谷区内で開催(生活クラブ館)

3月18日、この日、世田谷区内で開催したワークショップも、都民のみなさんから政策アイデアをお寄せいただく「You Voice 2020」企画の一つ。豊洲市場問題を機に都民の関心が高まっている「食の安心・安全」を巡り、都民のみなさんから率直な不安や問題点、こうあったらいい、などを出していただき、問題解決に向け、行政に求めたいこと、私たちが取り組めることについて話し合いました。

この日は女性16人と大学生の男性1人が参加。生活者ネットからは、西崎光子都議と、政策委員の私・岡本京子も対話の輪に

この日、安心・安全と感じている、お気に入りの食べ物として、水俣の甘夏みかんを持参した、西崎光子都議

入りました。参加者に早く打ち解けてもらおうと、この日は「フードコード」を設定。「あなたが安心・安全と感じている、お気に入りの食べ物」を持ち寄っていただきました。アピールタイムでは、知り合いの農家から購入したみかんで作ったマーマレードや、とっておきの果物を披露する参加者、黒一点の参加となった男子大学生は、大学のある山梨のコメと水の優位性を披露するなど、一気に和やかなムードに。

グループにわかれて、それぞれ、「食の安全・安心」を巡る課題・問題点について、それぞれが日頃の思いや気がかりを書きだす

中盤からは、4人ずつ5グループに分かれてのワークショップに。紙製の円卓を3人が囲むひざ詰め談判(?!)スタイルで、円卓上の模造紙に「食の安全・安心」を巡る課題・問題点について、それぞれが日頃の思いや気がかりをポストイット!!「子どもの学校給食食材の添加物はどうなっているか気になる」「3.11が起こるまでは、食が安全かどうかなんて気にもしなかったが、今は放射能のベクレルチェックが気がかり」「国の添加物基準は甘いのではないか」「本来の味や味覚とは? わかる力を育てること」等々、各グループで多角的な視点でポイントが挙がりま

ワークショップ参加者

した。グループでの対話の後には、それぞれの「気づき」を発表。「やっぱり、食べることは生きること」「食生活を大事にしたいから、択べるしくみを充実して」、なかには「虫やねずみが齧ったりできる野菜だから安心、生きものと一緒に生きられることが大事!」といった感想も飛び出して、歓声が上がる一幕も。ここでは伝え切れないほど多岐にわたる意見が交換できたリアル・ワークショップとなりました。

ワークショップで話し合う、岡本京子

私の食へのこだわりは、生協活動に参加したところからより前に進んだように思います。近年、食の安心・安全を根底から脅かしている問題に放射能汚染がありますが、食を巡る問題は多岐にわたっているのが実状です。人体に与える影響が危惧される遺伝子組み換え作物においては、安全性に係る問題に留まらず、生態系への深刻な悪影響が懸念されていますし、さらには、食材の流通のしくみとその問題点、都市部だからこそ保全したい都市農業の価値、東京産野菜の種子の保全の重要性ーー等々、数え上げたらきりないのではないでしょうか。また、食を起点にした活動に取り組むうちに、環境問題や市民発・グリーン電力への取り組みにも行き着くことになりました。自身のこれまでの経験にくわえ、生活者ネットの政策委員としても、今回のワークショップのように生活者の視点からの問題提起、アイデアや要望を直接提供いただくことで、今後の行動や政策につなげていけるものとあらためて体感。例えば、生活者ネットが長きにわたり提案してきたことが実った「東京都食品安全条例」。これを今、詳細に見なおし、条例を実施=使いこなし強化することから始めたい。学校給食と食品添加物の問題なども、ネットの政策実現による東京都の制度である「化学物質子どもガイドライン」の適用項目として、もっと制度の網をかけるべき重大な政策提案マターであるなど、ヒントをたくさんいただくことができた場となりました。

最後は、お互いにアイデアを綴った紙を、ツリーの絵に貼っていき、みなさんで記念撮影。生活する市民が出会って対話することから始めるーー政策立案の原点に立ち戻ることができたリアル・ワークショップ。参加されたみなさん、本当にありがとうございました!