「手話」ってなあに?

2017年1月13日 20時00分 | カテゴリー: 活動報告

2017-01-15 01.51.45-1手話講座に参加しました。

2016年4月障害者差別解消法が施行されました。しかし、障がいのある方への理解はなかなかすすんでいないのが現状です。
そこで、生活者ネットワークでは、昨年10月にCOS下北沢で『手話って?』と題して、手話言語について理解を深めるための講座を開催しました。講師の塩谷武志さんは、4歳の時に失聴し、現在は株式会社ドトールコーヒー勤務、手話講師歴23年という経歴の方です。手話はまさしくボディーランゲージと体感できる講座でした。

今回は、NPO聴覚障碍者協会の唯藤節子さん、鈴木牧子さんをお招きして『聞こえないという事』という障害への理解を深めました。お二人とも子育て経験のある女性です。赤ちゃんの泣き声が聞こえないので、泣き声を感知してしらせるバイブレーターを腕につけて寝たそうです。目覚まし時計の音は聞こえないので、朝起きるための工夫として扇風機をタイマーセットしたり、カーテンを開けて朝日で目覚めたり、水をたくさん飲んでから寝たり…今は、やはりバイブレーターの目覚まし時計を使う人が多いようです。

家庭では、家電や電子レンジの「チン」という音が聞こえない、ドアチャイムの音が聞こえないので宅急便が不在配達になってしまいます。テレビのニュースや芸能情報が分からないのはつまらないし、コミュニケーションがとれないため家族の一員として一緒に考え対応することができなく疎外感を感じるそうです。

会社や学校では、筆談を求めても簡単に書かれて細かい仕事の経緯が分からないのが困ります。聾学校では「口話」といって口の形を見る方法を重視してきましたが、「卵」と「タバコ」、「一時」と「七時」のように区別がつかない単語がけっこうあるようです。

クレジットカードを紛失した時の手続きなど、本人でないと対応してくれない会社があって本当に困ってしまったそうです。代理人に電話口に出てもらっても、中には本人であることを確認するために何でもいいから「声を発して」と無理なことをいう会社もあるとか、まさしく社会に理解が不十分であるという事です。

聴覚障害というのは、見かけには分からないので周りから理解されにくい、そのため「情報障害」として非常に重いハンディキャップを背負っていることになります。

世田谷区で身体障害者手帳をもっている聴覚障害者は約1500人、そのうち手話でコミュニケーションができる人が約20%、その他の方は筆談などでコミュニケーションをとっているそうです。耳が遠いお年よりなどを入れると1万人以上の方が何らかの聴覚障害をお持ちだとの事です。

映画だけでなくテレビでも字幕(サブタイトル)を入れることが当たり前になれば、聴覚障害者の方にも、また、外国人にとっても便利になります。病院や銀行などでの呼び出しは目に見える掲示板表示も併用すれば分かりやすくなります。また、緊急時や災害時には「表示」がとても重要です。

2020年多様な人々をやさしく迎い入れることができる東京をつくるために、様々が工夫やアイデアが浮かんできます。ぜひ、形にしていきたいものです。